「フライ,ダディ,フライ」
劇場  ★★★★

岡田准一&堤真一主演の日本映画です。
娘に怪我をさせた高校生に立ち向かう為、偶然出会った他校の高校生たちと
特訓に特訓を重ね、身体を鍛えていくおっさんのお話。
冒頭のねっちょり感がどうにもイヤでしたが、それはきっと
後々の爽快感とのコントラストをつける為なのねと納得した次第です。
なにより岡田クンが超かっちょええです☆(*^-^*)
実は今まで岡田クンのことをあんまり高く買ってなかったんですが、
(「タイガー&ドラゴン」にも出てたのに失礼な・・・)ここでは
むちゃ強くてカリスマ性がありつつも憂いを秘めた舜臣(スンシン)を
完全にモノにしている感じがしました。もう岡田クンが画面に出てくるたびに
年甲斐もなく(?)思わずドキドキしてしまったり。(笑)
映画館を出るときにおばちゃん達が「アップに耐えられる顔やわぁ」と
言っていたのには思わず心の中でニヤリとしました。
(みなさん好き放題言っております!!)
堤さんも不甲斐ないオヤジからだんだんと力強くなっていく様を見事に演じていて
思わず自分とかさねてみたり、疲れたオヤジが舜臣たち高校生と一緒になって
生き生きしていく様子にはなんだか涙がにじんだり・・・。
まあ中年のおっさんが今時そんなに会社を休めるワケねぇよとか
本気で高校生の特訓を受けるなんてありえねぇなんて思うかもしれませんが、
それを差し引いても「ええな青春、一生懸命やるってええな〜」と思っちゃう。
最後の決闘(?)はちょっとばかしあっけなさすぎるように感じたけれど、
観終わった後は爽快な気分でイッパイで、なんだか自分が舜臣や鈴木さんに
なったようで胸を張って映画館を出てみたりして。(笑)
こういう映画を観るたびに幸せやなぁ〜と思えるんです。(^-^)
ちと誉めすぎか?(笑)
そうそう劇場は小さめの器だったのですが、割と観客が多くて、
そのほとんどの人がエンディングロールが終わるまで立たなかったんですよ〜!
最近、映画のエンディングロールを待たずに帰ってしまう人が多いのが
気になっていたんですが(大阪だけの現象か?)これも嬉しい出来事でした☆

2005.7.15

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